満足度★★★★
「アメリカン・ラプソディ」を聴いてきました。
ガーシュインといえば「サマータイム」は誰でも知っていますし、曲を聴けばああこれも知ってるそれも知ってるとなるでしょう。とはいえ、彼の全盛期の様子をわざわざ調べるほどのファンは少ないでしょう。こういう企画はそういう人(私を含む)にとってありがたいものですし、年末のひと時を優雅に過ごすことができます。
セットリストを見ると私の大好きな「Willow weep for me」が載っていました。これはガーシュインじゃないのにと思っていると、往復書簡の一方であるケイ・スウィフトが作曲者のアン・ロネルがガーシュインの恋人であったことがあり、この曲にはガーシュインの影響が出ていると言って悔しがる下りがありました。へええと思って Wikipedia でアン・ロネルの項を見るともっと生臭い記述がありましたが引用は止めておきましょう。
公演は2回しかないので22日はもう最終日。チケットは販売終了になっていますが1回目は空席もあったので興味のある方は座・高円寺に直接問い合わせてみましょう。本当に売り切れだったらごめんなさい。
セットリスト
ガーシュイン作品でないものは()内に作者を表示します。
また * は関谷春子さんの歌付きです。
1. 'S Wonderful *
2. Alexander's Ragtime Band(Irving Berlin)
3. Habanera(Maurice Ravel)
4. But Not for Me *
5. St. Louis Blues(William Christopher Handy)
6. Rhapsody in Blue
7. Swanee *
8. Concerto in F, 3rd movement
9. Three Preludes
-休憩-
10. Somebody Loves Me
11. An American in Paris
12. Cuban Overture
13. Willow Weep for Me(Ann Ronell) *
14. I Got Rhythm
15. Praludium/Suite For Klavier, OP.25(Arnold Shoenberg)
16. Summertime *
17. Nice Work If You Can Get It
18. Our Love Is Here to Stay