満足度★★★★★
鑑賞日2017/12/12 (火) 19:30
『40歳の童貞男』を観た。主宰の作家・名嘉友美は、作風が変わったのだろうか。シンクロ少女と言えば、SEX関係のセリフが飛び交い、ややダークな印象の劇団だったのだが、前作『LOVE CHAPTER 1』から、むしろ「純愛」系の芝居をやるようになった。今回も、40歳で童貞という安藤を軸に、SEXを題材にしつつも、何かホンワカと「愛」を語るようになっている。130分という長さが苦にならない。欠点はないのだが、役者の無駄遣いは若干気になるけど、それだけ面白い舞台だったということも言える。名嘉の音楽センスは年齢に観合わないと私は前から思っているのだが、今回のエンディング "Aquarius/Let's the Sunshine in"もさることながら、その直前の Apollo 100 "Joy" の選曲は抜群である。