満足度★★★★
鑑賞日2017/12/08 (金) 19:00
価格3,500円
事実をもとに作られた作品には、何か言い知れぬ重みがあります。
映画もそして演劇も。
評判の高い劇チョコ初体験でした。『あの記憶の記録』。
なるほど、これは年配のファンにも受けがいいでしょう。
終わったときに「え?たった8人でこの物語を演じきったのか」も驚き。
しかも3500円って安すぎないか?
残念なところもありました。意識した演出でしょうか。
弟が蝋燭を取り出しに行くスピードがまず最初に気になりました。早い。
そして兄のコンディション。風邪をひいていませんでしたか?
大きな声になるとかすれ、弟の職場での会話は殆ど聞き取れません。それと弟が告白をするときに兄が訪ねたとき、少し話をしてから座るシーン。早い。
気持ちが伝わってくる台詞の連続。
しかし「このセリフでこの動きをするかな?」という、細かい点が気になりました。
わたしのハイライト。告白した父が最後に子に語ったシーン。
「あとは自分で考えればいい」。
これこそが「国の未来」の入口ではないでしょうか。
最後に。
「ひとの命より尊い国家などない。」私もそう思います。