新宿コントレックスVol.18 公演情報 Aga-risk Entertainment「新宿コントレックスVol.18」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/11/18 (土) 19:30

    価格2,000円

    お客さんの入りは10人×5~6列の座席で、9割~8割くらいだったかな。
    内容については、ネタバレboxで。

    (1)GRahAMBox(グレアムボックス) ★★★★☆

    杉崎さんの体をいっぱいに使ったハイテンションと、それを受け止める2人という構図がとても良いバランスでした。
    25分という尺に対して、3本だったのも良かったと思う。適度に短くて。
    何かを生み出す感じではないけれど、面白かったことだけは覚えている。でも3本目は覚えてないんだよな。

    (2)ThE 2VS2 ★★★★★

    関西の劇団らしいです。下北沢とかでも公演しているらしい。

    1団体の持ち時間25分という話だったんですが、この劇団は少し短かった。はず。
    その分だけ緩む部分が少なくて良い濃縮具合だったような気がします。笑いの密度高め。

    (3)かわいいコンビニ店員飯田さん ★★★★☆

    ここにきて、2度目の劇団さんが。前2団体は初見でした。
    15Minutes Made Vol.14 「虹はどしゃぶりの雨に咲く」を見ていた。
    この時は辻響平さん、池内風さんという出演者のようだったので、役者さん的には初見ということになりますね。
    鈴木タケシさん脚本・演出・主演。

    (4)アガリスクエンターテイメント ★★★

    たぶん、裏テーマとして、エクストリーム~が5人の登場人物を2人「しかいないから仕方なく」やる演目で、2本立ての1本目に3人おったやん、っていうのがあると思うんですが。

    そんな訳で、最後の最後でキツい感じになりましたが、3組目まではこれまででベスト中のベスト。コントレックスはVol.13から通してこれで6回目。か見逃しもあって4・5回目かもしれませんが。総合は★★★★でした。

    ネタバレBOX

    お客さんの入りは10人×5~6列の座席で、9割~8割くらいだったかな。

    (1)GRahAMBox(グレアムボックス) ★★★★☆

    OUT:蕪崎俊平(腰痛悪化) IN:木村成希
    という訳で、直前の出演者変更。

    東京03っぽいと言われていたのはこの木村成希さんという人なのだろうか(豊本明長っぽい)。
    「バンド内恋愛禁止」
    男2:女1の3人構成のバンドのお話。31歳にして大学に入り直し、バンドを組んだのはひとえに恋愛のためだ、お前ら気付け、と喚く杉子(杉崎シュンペーター)。木村(木村成希)と岩田(岩田竜治)はそもそも恋愛禁止というルールを設定したのは杉子の方じゃないかと反論する。「それを乗り越えて来いよ!」「恋愛禁止を掲げてるグループは恋愛してんだよ!」とヒートアップ。必死すぎて引く、キツいとフラれた上で、実は木村と岩田は男同士で付き合ってるんです、というオチ。
    最初の杉子が本当に女役だと気づくまでに時間がかかった。ベタに面白かった。
    「テンション違う」
    男3人で旅行を計画する話。「贅沢な宿」本を見ながら、杉崎と岩田が相談している、この宿が良さそうだ、卓球もあるし。じゃあ電話で予約してくるわと言って外す岩田。そこに来た木村が「そこの宿、いいよ。刺身が舟に乗って来るんだぜ!あと、浴衣が3種類から選べるんだぜ、男だから関係ないけどな!」と同意する。にわかに表情の曇る杉崎、「お前、泊まったことあるのかよ。じゃあこの宿、やめようぜ。お前2度目じゃ絶対俺らとテンション合わないから。舌鼓の音だって絶対違う!」とゴネだす。木村はその本に載っている宿のほとんどに泊まったことがあるらしい。木村は別に2度目の宿でも良いと言い、岩田も気にしないと同調する。スネた杉崎が旅行に行かないと言い出し、木村と岩田で旅行に行くことに。結局、宿が決まった後に杉崎が戻ってきて「俺も行く!」で終わったような気がする。オチは凡庸だけどなかなか楽しかった。
    「感謝」
    忘れた。本当に覚えていない。

    杉崎さんの体をいっぱいに使ったハイテンションと、それを受け止める2人という構図がとても良いバランスでした。
    何かを生み出す感じではないけれど、面白かったことだけは覚えている。
    25分という尺に対して、3本だったのも良かったと思う。適度に短くて。でも3本目は覚えてないんだよな。

    (2)ThE 2VS2 ★★★★★

    関西の劇団らしいです。下北沢とかでも公演しているらしい。

    同じマンションに住んでいて、勤め先も一緒の男、に惚れてストーカーになってしまった女子。
    そして、ストーカー女子に脅え、ついにはストーカー女子をストーカーするという反撃に出た男子。
    これは、ストーカー同士の血で血を洗う争いなのだ。
    そこに、ストーカー被害を相談された警察官が。この人が。どう見ても、とろサーモン久保田氏にしか見えません。ありがとうございました。

    1団体の持ち時間25分という話だったんですが、この劇団は少し短かった。はず。
    その分だけ緩む部分が少なくて良い濃縮具合だったような気がします。笑いの密度高め。

    (3)かわいいコンビニ店員飯田さん ★★★★☆

    ここにきて、2度目の劇団さんが。前2団体は初見でした。
    15Minutes Made Vol.14 「虹はどしゃぶりの雨に咲く」を見ていた。
    この時は辻響平さん、池内風さんという出演者のようだったので、役者さん的には初見ということになりますね。
    鈴木タケシさん脚本・演出・主演。

    電車に乗り損ねた若いスーツ姿の男性に、声をかける中年(というには若いが)会社員。
    若手の人の正体を、中年会社員は知っているようだ。
    それは何故……?そう、今日13:00からの就職面接(二次面談)の面接官だからだ!
    いや、なぜ同じ駅にいるのか?それは……現代のおかしな面接に一石を投じたいからさ!と散々ご高説をブッておいて、結局のところは中年会社員も遅刻(寝坊)をしていたのだ。
    しかも、若手は13:00の面接に間に合えば問題はないが、中年会社員の方はすでに数時間単位で遅刻している。会社携帯には何十件と着信が来ているが、出る勇気がない。先日の給湯室でしてしまったセクハラは社内で問題になりつつあるし、もう会社辞めちゃおうかな……という風に展開していく。結局、まだ間に合う可能性があるから、と言って次の電車に乗り込もうとする若手の手を握手の振りをして離さないという攻撃に、中年会社員は出るのだが。

    前半はテンポも良くて、キングオブコント決勝ラウンド進出間違いなしくらいの面白さだったのだが、尺を伸ばそうとしたのか、中年会社員が会社を辞めた後に開業するお弁当の移動販売について詳細に語る部分が長くて、少し間延びした。

    (4)アガリスクエンターテイメント ★★★

    「ボディ    」
    男性、女性、死体(人形)、幽霊(額に三角巾)の女性。
    男性と幽霊の女性は夫婦で、女性は男性の愛人のようだ。愛人が本妻を殺してしまってどうしよう、という場面から始まる。
    女性は霊媒体質で幽霊の女性が見え、2人は死体をどうするか討議、幽霊役の女性がツッコミを入れる展開。
    死体の切断について、男性を幽霊の女性(妻)が後ろ抱きしめるような形でサポートするくだりで、音楽が流れる。
    一瞬、タイタニックなのかと思ったが、ボディーガードのテーマだったようだ。今一つオチが分からなかった。短かった。けっこう笑った。
    「エクストリーム・シチュエーションコメディ(ペア)」
    YouTubeにも動画が上がっている、アガリスクエンターテイメントの定番ネタとも言える作品。
    2人で5役をする、エクストリーム(ものすごく疲れる)コントである。
    浮気をしている男性の暮らす家で催しものがあり、奥さんが居て、そこに浮気相手が来て、さらにその浮気相手の旦那(や本妻の父)が来て、そこに巻き込まれる男性が居て、居間とか風呂とか物置とかキッチンとかで登場人物がわーっと動いて、なんとか浮気がバレないように言い訳を重ねて、最後は本妻が「気付いていた」と言って、男が反省して大団円。と思いつつ、さらにもう一つ浮気とかが重なって終わる、というアガリスクの一種の黄金パターン。
    特に「エクストリーム~」ではそれに加えて、2人が5人の役を演じるにあたって混乱してミスったり、というのもポイント。
    個人的な感覚ですが、ワイフ・ゴーズ・オンからこのフォーマットが嫌いなんです。コメフェス、優勝記念、笑いの太字とのセットで3回見て、エクストリーム・シチュエーション・コメディはYouTubeでも見て、お腹いっぱい!このフォーマット好きくない!という訳で、最後の方で脳が拒否反応を示しました。
    楽しめる人は楽しめるんでしょうが、私にはトラウマ級になりつつあります。
    榎並夕起さん腰痛のため、女性側は前田友里子さんに変更で。腰痛多いな。

    たぶん、裏テーマとして、エクストリーム~が5人の登場人物を2人「しかいないから仕方なく」やる演目で、2本立ての1本目に3人おったやん、っていうのがあると思うんですが。

    そんな訳で、最後の最後でキツい感じになりましたが、3組目まではこれまででベスト中のベスト。コントレックスはVol.13から通してこれで6回目。か見逃しもあって4・5回目かもしれませんが。総合は★★★★でした。

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    2017/11/19 09:44

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