満足度★★★★
微妙~に「三人姉妹」を匂わせつつ、しっかりオリジナル作品。
副校長の【長女】
無職の【長男】&看護師の【嫁】
代議士の【次男】&家庭を守る【嫁】&反抗期の【娘】
家族構成は日本の一般家庭に比べて大所帯かつ意識高い系。
この顔ぶれに加えて家政婦さんや出入りの人々。
冒頭から香り立つ独特の雰囲気は、どの方向から波風が立ってもおかしくない程にザワザワして、既に波乱の予感。
実際波風立っちゃうわけですが、反応がそれぞれに個性的なのが面白い。
現実味あるようでいて、どこか異空間の中にいる様な、はたまた歪んだ磁場がある様な、実にオリジナルテイストな公演でした。
奥行のある間取りは大邸宅を連想し、重厚ながらアンバランスな内装は作品にぴったり。