満足度★★★★★
エートー初めての劇場 座席の傾斜か大きく どの席からも 観やすい 座席も疲れない。舞台は白 中央が傾斜 そこに赤い小さなちゃぶ台 上手が平ら 白い箱 小さな本が一冊 下手も平らで女が横に ポット 蚊取り線香の豚 尿瓶 舞台前に60cmの薄い白い幕 頭の後ろに狐の面 赤い浴衣 下はセーラー服 足袋にわらじの少女が座っている 蝉の声 みーん みーん みんみん みーん ・・・ ・・・
神戸 戦後50年 終戦つぶれた街 50年後 震災で再び壊れる 人々の想いが 時代を越えて重なり舞台は時代と背景が違う女達の独白ですすむ、記者が取材で感じた事は、他の記者達の安易な取材と読者が求めている被災者像の作り込み。 女達の心の内 逞しく 生きるが どこかが普通ではない、個々に違う 全体としてまとめるには 形が違う、まとめられない事も解りながら進める取材の様に見えた。 戦争 震災 この物語の中で台詞のやり取り 終戦の時代を背景に記者の父 祖父 被災者の心を感じる事ができたのか 取材のノートがたまり 手放せなく持ち歩く 1人の人間 多くの震災を1つの纏まりなんて 出来ないが 取材を続ける記者の心 生 死 災害 孤独 生きていく様を感じた。