満足度★★
迷走、だと思う。
今回で#02となる4x1h Project。
質の高い短篇戯曲を取り上げる企画として期待している。
他人の演出で見えてくる部分というものがある。
朗読劇を舞台に乗せることで見えてくる部分というものがある。
そこは素直に認めたい。
ただ、戯曲のよさが演出に溺れている感が強かった。
少なくとも、テキストを生かす最良の手段であるようには見えなかった。
両人とも、もっとテキストの強度を信じてほしかったように思う。
演出対決ならば、そういう名目でやればよい。
この企画は、あくまで戯曲の見本市という立場であってほしい。
ごく個人的な願いではあるが、#03 Readingが望まれる。