満足度★★★★
面白いなぁ、と思いますよ!個人的には!!
観劇させて頂きました。本公演は、同シチェーションを三人の脚本家の方々がそれぞれ創り上げた三つの短編作品の公演でした。個人的には短編作品を鑑賞させていただく時は、あまり多くは望みません。クロッキーやデッサンのように線の魅力を十分に感じることが出来、本公演も観劇しに行きたくなる気持ちが持てたのならば、それで十二分に満足してしまいます。けれでも、本公演の三作品は、軽妙な線もあれば、繊細な線もあり、力強い線もまた感じられた上に洒落た色彩が加えられた三作品でした!「ボーントゥラン 」とチラシのデザインからどんな泥臭い作品が待っているかと思えば、観劇中にこれは「ボーントゥラン」ではなく「おしゃれフリーク」なのでは?と思えてしまう本公演でした!洒脱で軽快な本公演三作品でした!しかし、ここまで読まれた方で「どんなお洒落な公演なんだろう?」と思われた方のために言っておきますが、本公演が「随分オシャレな作品に仕上げたなぁ~」と素直に思えるのは、男で、それも恥じらいなどもはや無いような、ある年代以上かもしれません。そして自分の場合は「随分とオシャレだなぁ~」と思ってしまう年代です!若い方、特に女性の方で、ついうっかり観劇してみようと思われた方は、観劇中に深く意味を考えないことをお勧めします。あくまでも自分の身の回りとは全く関係無い別世界のお話として、観劇中に眉間に皺を入れないほうが良いかもしれません。肩の力を抜いて十分過ぎるほどリラックスして、「お洒落な話し」では無く、ただの「洒落としてのお話し」として軽~く、軽~く受け流してしまいましょう!あまり考え込むと、会場を後にする時にはすっかり老け込んでしまいます!同シチェーションでありながら全く異なる三作品を続けて観劇させて頂いていると、本三作品から離れて、三人の脚本家の方々が、どのようなお人柄でどのような考え方を持たれているのかまでも、あれこれと思って楽しんだりもしてしまいました。ウイスキーを飲まれる時は「水割り派」か「ロック派」か、それとも「ストレート派」なのかと思ったりもしましたが、本公演自体は「ハイボール」の飲み口の良さを楽しんだような三作品でした!それにしても観劇中に思ってしまいました。「男の脚本家に書かせると、どうしようもないなぁ~、でもその気持ちがよ~く分かる上に面白いなぁ~」と。自分の本公演に関する感想としては、どうしようもない脚本家と、これもまた本当にどうしようもない観客がガッチリと握手を交わし「もっと続きを書いてみたらどうですか?」と応援してしまいたくなる本公演でした!今回の星の評価は、そんな本当にどうしようもない観客の視点からのみの評価です!本公演が合う方もいれば、合わない方がいるのも当然だとも思いますし、本公演の三作品を観劇させて頂いた自分としては、全体的にテレビのコメディー作品に近いものも若干感じられる部分もありましたので、小劇場で観劇される回数が多い方によっては「笑いの感覚」を含めて微妙に自分の好むものと違う感覚に思われる方もいらっしゃられるようにも感じられました。しかし、自分としては「これもまた、小劇場ならではの魅力の一つを最大限に生かした公演!」と完全に割り切ってしまいたくなります!これはこれで良いと思いますよ!あくまでも、本当にどうしようもない年代の自分としてはですが!(笑)
2009/02/06 17:44
二幕で涙と笑いを誘った「素晴らしき世界の崖っ淵で」が
オムニバスコンテストに出品です!
我等がASSHとボーントゥランの混成チームはCブロック、
皆様のお越しをお待ちしています!!
笹塚ファクトリー5周年記念企画 支配人エトープロデュース
笹塚演劇王『短編演劇オムニバスコンテスト』
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=9033