バーレスクホテル 公演情報 バーレスクホテル」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★

    個性が出ていて面白い
    ASSH、大人の麦茶、ガスバスガスガスなどの主宰を含むメンバーが所属する事務所のプロデュース公演で、劇団(あるいはユニット)主宰3人による書き下ろしオムニバス。
    欲を言えばホテルの同じ部屋というだけでなく、他にもいくつか「縛り」があれば、あるいは作者が異なるので難しかろうけれどそれぞれどこかでリンクしていれば、という憾み(笑)はあれど、それぞれ個性が出ていて面白い。
    ただ、1編目で使っていたアニメでお馴染みの(かつ最近はTVドラマや映画で使ったりもする)コミカルなSE(瞬きの音とかね)、それなりに効果的ではあったのだけれど、先日観た某映画でのある手法と同様、多用していてしつこく感じたりもする。

  • 満足度★★★

    それぞれ・・・
    楽しめるオムニバス3本立て。

    以下ネタバレBOXにて・・。

    ネタバレBOX

    団体名や公演名にも反映されているが、どこまでも粋とカッコ良さをテーマに、役者さんもスタイリッシュな方を多く集め、都会的でスマートなセンスが光った。

    作品の合間に挟まれた音楽も、古き良き時代のアメリカを思い出させてくれるようなシャレた選曲。

    いろんな意味で、良質のエンターテイメントだったと思う。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしき世界の崖っぷちで。
    ショート短編シチュエーションものを3人それぞれの脚本で3本オムニバスという面白いこころみ。
    わたしのお気に入りは2話目の「素晴らしき世界の崖っぷちで」。
    ASSHは何度か見ていますが、いつもと違う感じでした。
    まつだ壱岱氏の新境地?
    いちばん引き込まれました。
    メインの3人の登場人物に共感。
    切羽詰った男。夫に関心をもってほしい妻。はすっぱだけどある意味まともな感情をもっている愛人。

    何かが琴線に触れて、はらはらと涙がこぼれた・・・やられました。

    藤木蜜のけなげさ。奥村幸礼の狂気。創木希美の混乱。
    血の通った人物を作った俳優人も素晴らしかったです!

    コメディにはさまれたのも、メリハリがきいていよかったです。

    また見たいなー。

  • 満足度★★★★★

    奥さんを大切に
    最初劇場に入って舞台を見たときセットが丁寧に作ってあり、ホテルの一室の雰囲気が出ているなぁと思いました。

    ネタバレBOX

    一話「Secret Secret Secret」☆☆☆☆☆5つ
    話はおもしろくテンポも良く最後まで楽しめました。
    「これいけるんじゃね?」と町子が言うシーンは笑ってしまいました。
    登場人物は茂木町子・鎌倉夕子の二人がとても良かったです。
    役者さんは皆さん良かったです。
    特に茂木町子役の役者さんが良かったです。

    二話「素晴らしき世界の崖っぷちで」☆☆☆☆☆5つ
    話はとても良かったです。かなり感情移入して観てしまいました。
    拓人が桃子をテラスからガケに落とすシーンがとてもショッキングで、落すんだろうなぁと思ったんですが本当に落としたときは「あ!」と声を出しそうになり嫌なものを見たなぁと思いました。でも助かってホッとしました。そして桃子が自分の不注意でガケに落ちてしまい、拓人に謝るシーンはすごく悲しかったです。「謝ることないよ!」と言ってあげたいぐらいでした。そして拓人がまた桃子をガケに落とすシーンは「2度もかよ!」と思い信じられない思いでした。ミーコがそれを見てもう付いていけないと言い出すシーンはそうだよなぁと思いました。そして桃子がまた助かって拓人に謝るシーンは桃子が可哀そ過ぎて泣きたくなりました。そして花瓶で拓人が桃子を殴りつけ桃子が書いた遺書を読み、拓人が浮気をしていることも自分を殺そうとしていることも全てを知っていて、それでも拓人の今後を心配している所は泣けました。
    登場人物は柴崎桃子が良かったです。拓人を思う純粋さがたまりませんでした。
    役者さんは皆さん良かったです。
    特に拓人役の役者さんが良く、桃子の遺書を読むシーンの演技が素晴らしかったです。

    三話「トライアングルサークル」☆☆☆3つ
    話は最後の方は良かったのですが、一話・二話に比べると力不足でもっとおもしろさが欲しかったです。
    登場人物は樽見宗一郎が良かったです。
    役者さんは皆さん良かったです。トライアングルの試合が見てみたいと思いました。
  • 満足度★★★

    よく一本にまとまった
    異なる劇団主宰者が一カ所でというので、もっとばらばらな感じのものを
    想像していましたが、一本のお芝居としてもきれいにまとまってました。

    惜しむらくは3本ともやや現実離れしたシチュエーションだったこと。
    コメディ中心の3主宰がそれぞれ約30分の持ち時間という制限なので
    仕方ないとは思いますが、1本はもっと現実的でリアリティのある脚本、
    またはそれを得意とする主宰がはいっててもよかったかなと思います。

    なんやかんや云っても楽しめました!

  • 満足度★★★★

    笑わせてもらいました
     ホテルを舞台にしたモノは外れは無い、と個人的に思っておりますが、期待どおりでした。
     演じる順番もとてもよかったです。「Secret Secret Secret」で窓とその絶景について説明したのが最後までうまくかかっていますが、順番が入れ替わっていたらここまでの盛り上がりは無いのでは?(少しネタばれぎみですが千秋楽ですからこれくらいはよいでしょう)
     ASSH以外は観たことが無いので今度はじっくり観たいものです

  • 満足度★★★★★

    あ~もう・・・
    これだから舞台鑑賞は止められないんだよなぁ・・・。

    めっちゃおもしろかった。
    やばすぎた。

    もうこの時間がずっと続けばいいのに・・・って思った。

    ネタバレBOX

    響子さん・・・面白すぎ。
    脚本がいいのかもしれないけど、演じる響子さんが最高だった。
    あんなにきれいな人なのにあんなはじけちゃって・・・素敵過ぎだった。

    池田稔さん・・・渋いっす。
    そして、小山さん・・・イケメン過ぎ。
    この二人がいたからギュッて締まった芝居になってた。

    『トライアングルサークル』
    ああ、もう全体的に好きすぎる。


    なにしろ全部最高だった。
  • 満足度★★★★

    良質な短編集
    3本がそれぞれ面白く,どの話も退屈することはありませんでした。個人的には「SecretSecretSecret」が好みですが,これ以外も気にいっています。次回もとても楽しみです。

  • 満足度★★★★

    スパイスの違う3話
    好みから言ったら、「Secret Secret Secret」脚本演出:吉高寿男 ( 劇団バスガスガスガス )

    何が面白いって、それはそれは・・

    イカはネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    吉高寿男 ( 劇団バスガスガスガス )は、ナニゲニ好き!
    何が好きって、そのセンスと感性だ。

    あんなシチュエーションはないよね?!(苦笑!)って頭を抱えて蹲るほど素敵ったりゃありゃしない。

    とにかく使う音楽もさながら、効果音がすんばらしいのだった!(^0^)
    まるで、TVのコントを観てるがごとく洗練されてる。
    物語の骨格自体は寂しくて哀しい物語なのだ、だけれどそれが時として滑稽でもあるだろうし、時としてささやかな幸福の光も放つかもしれない。

    そんな不倫現場のホテルの一室の出来事をいとも簡単に大げさなコメディにした。そんでもって大げさに笑い飛ばせるパンチの効いたアニメ風にしたところが凄いではないか、諸君!(^0^)

    今回のストーリーの主役はホテル従業員役の若松綾子だ、と言い切る。
    そのくらい、インパクトありまくりの堂々たる役なのだ。
    まんまるな体つき、まんまるな顔、まんまるな口、まんまるな目は笑うと『不思議な国のアリス』のチェシャ猫のような曲線を描く。

    この従業員がズルくて、屈折して、ひねくれて、やさぐれて、それでいて可愛いのだ。

    いあいあ、笑わせていただきました。

  • 満足度★★★★

    面白いなぁ、と思いますよ!個人的には!!
    観劇させて頂きました。本公演は、同シチェーションを三人の脚本家の方々がそれぞれ創り上げた三つの短編作品の公演でした。個人的には短編作品を鑑賞させていただく時は、あまり多くは望みません。クロッキーやデッサンのように線の魅力を十分に感じることが出来、本公演も観劇しに行きたくなる気持ちが持てたのならば、それで十二分に満足してしまいます。けれでも、本公演の三作品は、軽妙な線もあれば、繊細な線もあり、力強い線もまた感じられた上に洒落た色彩が加えられた三作品でした!「ボーントゥラン 」とチラシのデザインからどんな泥臭い作品が待っているかと思えば、観劇中にこれは「ボーントゥラン」ではなく「おしゃれフリーク」なのでは?と思えてしまう本公演でした!洒脱で軽快な本公演三作品でした!しかし、ここまで読まれた方で「どんなお洒落な公演なんだろう?」と思われた方のために言っておきますが、本公演が「随分オシャレな作品に仕上げたなぁ~」と素直に思えるのは、男で、それも恥じらいなどもはや無いような、ある年代以上かもしれません。そして自分の場合は「随分とオシャレだなぁ~」と思ってしまう年代です!若い方、特に女性の方で、ついうっかり観劇してみようと思われた方は、観劇中に深く意味を考えないことをお勧めします。あくまでも自分の身の回りとは全く関係無い別世界のお話として、観劇中に眉間に皺を入れないほうが良いかもしれません。肩の力を抜いて十分過ぎるほどリラックスして、「お洒落な話し」では無く、ただの「洒落としてのお話し」として軽~く、軽~く受け流してしまいましょう!あまり考え込むと、会場を後にする時にはすっかり老け込んでしまいます!同シチェーションでありながら全く異なる三作品を続けて観劇させて頂いていると、本三作品から離れて、三人の脚本家の方々が、どのようなお人柄でどのような考え方を持たれているのかまでも、あれこれと思って楽しんだりもしてしまいました。ウイスキーを飲まれる時は「水割り派」か「ロック派」か、それとも「ストレート派」なのかと思ったりもしましたが、本公演自体は「ハイボール」の飲み口の良さを楽しんだような三作品でした!それにしても観劇中に思ってしまいました。「男の脚本家に書かせると、どうしようもないなぁ~、でもその気持ちがよ~く分かる上に面白いなぁ~」と。自分の本公演に関する感想としては、どうしようもない脚本家と、これもまた本当にどうしようもない観客がガッチリと握手を交わし「もっと続きを書いてみたらどうですか?」と応援してしまいたくなる本公演でした!今回の星の評価は、そんな本当にどうしようもない観客の視点からのみの評価です!本公演が合う方もいれば、合わない方がいるのも当然だとも思いますし、本公演の三作品を観劇させて頂いた自分としては、全体的にテレビのコメディー作品に近いものも若干感じられる部分もありましたので、小劇場で観劇される回数が多い方によっては「笑いの感覚」を含めて微妙に自分の好むものと違う感覚に思われる方もいらっしゃられるようにも感じられました。しかし、自分としては「これもまた、小劇場ならではの魅力の一つを最大限に生かした公演!」と完全に割り切ってしまいたくなります!これはこれで良いと思いますよ!あくまでも、本当にどうしようもない年代の自分としてはですが!(笑)

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