もともとは行き詰まった郷土を救うという大義名分の処分場誘致活動だったのに、郷土愛とはいったい・・・
同郷同年3人の立場・関係性は男同士の友情をベースに、生活のかかった藁にもすがる思いと、より豊かになりたい欲望が絶妙に絡み合い、一幕ごとにクルクル表情を変えていきます。
それらは,友情?正義?豊かさ?様々な事に切実な強さを込めて、こちらに問いかけてきます。
3人3様それぞれの歩む道はまさに“生き様”そのもので、怖くなるくらいに生々しく描き演じられていました。
キャスト・スタッフをはじめ核廃棄物の解りやすい解説が入った豪華当日パンフに加え台本まで頂ける至れり尽くせりの公演でした。
現在の日本を鋭いメスで抉り取った貴重な作品。観る事ができて本当に良かった!