15 Minutes Made Anniversary 公演情報 Mrs.fictions「15 Minutes Made Anniversary」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    休憩AT込み155分。

    ネタバレBOX

    フランダースの負け犬(柿喰う客)
    ドイツの若き将校ヒュンケル(深谷由梨香)は有能な指揮官として前線に立つが、上官(七味まゆ味)の判断ミスで舞台は窮地に陥る。上官らはヒュンケルの部下でおバカなバラック(葉丸あすか)にミスを擦り付けるようヒュンケルを追い詰めるが、ヒュンケルはバラックを殺せず暗殺され罪を擦り付けられる…。
    面白い。しょっぱなでダークな雰囲気と熱くこみあげてくる感を充満させてた。

    ハルマチスミレ(吉祥寺シアター演劇部)
    全日制の高校生と定時制の高校生との恋とかいろいろ。
    声がやや聞き取りにくいとかあるけどカラーは出てたかな。

    BBW(梅棒)
    ケーキ屋に恋したデブい女の恋を応援団員らが応援して、ダイエットのため天使と悪魔が戦い、ライザップして痩せ女になって告白しようとするも、ケーキ屋のそばには女がいて、結局リバウンドして、けどやっぱりもう一度痩せて告白するという話。
    ノリを作り出すのうまいかと。エンタメしてて盛り上がった。ラストのケーキ屋の女にケーキをぶつける演出からのダンスとかいいし、悪魔と天使(とデブ女)の戦いとか魅せ方うまい。

    ラスト・フィフティーン・ミニッツ(キャラメルボックス)
    三歳の子・雪を両親に預け旅行にでた夫婦が、雪宛にビデオレターをとっている。実は宇宙旅行で宇宙船が隕石のせいで故障しもう地球に戻れない状況になっていて、ふたりは二人の馴れ初めを語り、将来雪が理解してくれることを願い、最期の15分間で想いを伝える…。
    笑いとドタバタした展開から、ジンとさせる手法はキャラメルボックスらしい。不思議だけど、二人の馴れ初めあたりのウォーミングさはどこからくるのか。二人は死ぬけど、その気持ちは地球の娘に届いているといいなと思わせるチカラがある舞台だった。

    想いをひとつに(地蔵中毒)
    原宿にきた日体大の女子大生三人は上半身やくみつるの三人や暴力的なガンジーらに出会い、おっぱいに爆弾入りジェンガを置かれてしまったり、原宿を川崎にされそになる。みんなは想いを一つにしようとするが、結局爆弾は爆発し、原宿は地図から消えてしまう…。
    むちゃくちゃな展開や設定だけど魅力のある作品。けど15分以上見るのはちょっと怖いかも。

    私があなたを好きなのは、生きてることが理由じゃないし(Mrs.fictions)
    久太郎(岡野康弘)…死亡し自由になった。優子に自分のことを忘れてと願うが。
    優子(徳橋みのり)…久太郎の彼女。久太郎死後も、ずっとそばにいた。徹子の部屋にも出演した。
    父(岡本篤)、母(森谷ふみ)、優子に見守られ死んだ久太郎に対して、少しずつ忘れよとする父母だが、優子はずっとそばにいて、生きている時もそんなしゃべんなかったからと今後も寄り添っていく…。
    笑いそこそこ。メタ作品なとこもあるけど、根底は人を思う気持ちとかそんな感じ。人が死ぬ作品だけど、決して沈痛な感じにならず温かみを帯びたまま終幕するとこがいいとこかな。イマドキかどうかは不明だけど、静かで力強い愛情の示し方。

    カーテンコールの深谷がチラシ衣装で登壇し、ハイテンションで奇声をあげ、アニバーサリーを祝ってた。

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    2017/08/28 00:05

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