満足度★★★★
■80分強■
おふざけが過ぎる感もあったけれど、脱線もちゃんと可笑しく演出されていたし、芯になるエピソードもそれはそれでしっかりと見せてくれて琴線を揺すってくれたし、イイ感じに心がほぐれた80分。
Q太郎の3倍くらい負担のかかる大変な役を振られながらコミカルなシーンからシリアスな場面までを生き生きと演じきった永井久喜の熱演、朴訥すぎて奇人扱いされる純真青年をリアルに演じた男優X(興を殺ぐので名は秘す)の巧演に見惚れた。
ただ、預言者の話だったかと問われれば、大きな疑問符が浮かぶ。
預言者の物語を期待する向きには、正直言って物足らないかもしれない。