Paranoia Papers 公演情報 劇団パラノワール(旧Voyantroupe)「Paranoia Papers」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    黝の章、赭の章、両方とも観劇
    観せたい場面、絵面がある作品は他の部分が疎かになりがちだけど、本作品はストーリーも台詞もリズムもしっかりしていて非常に面白く、観せたかったであろう場面が美しく効果的だった。パラノイアを描いているのに普遍性を感じるのが恐ろしかった。
    また場面を切り取って記憶となるタイプの作品だけに、絵になる俳優さんが多くて目をひかれた。

    ネタバレBOX

    演劇作品での裸体について思うこと。作品に女性の裸体が出てきた作品を観たのは今回で2回目、1回目はゴキブリコンビナート。欲情させたいという意図ではないのに、観ていて欲情してしまうのでは作品の邪魔をすることになる。大声が不要な場面で台詞を大声で言っているようなもの。ゴキコンも偏執狂も共通するのは観劇の主観(主人公もしくはその世界の視点)で見ると、女性の裸が欲情の対象ではないということ。ゴキコンは出て来る男性はみんな女性ではなく男性に欲情していたし、偏執狂の作品では、裸体の女性は、人というより物の扱いだった。

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    2017/07/16 14:24

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