預言者Q太郎の一生 公演情報 (劇)ヤリナゲ「預言者Q太郎の一生」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    80分。

    ネタバレBOX

    みちる(永井久喜)は娘の瑛子(金城あさみ)と瑛子出産時に死亡した夫の墓参りをする。そこでみちるは二人の人生を記した本を瑛子に読んでみてと渡す…。
    という前振りで二人の一生をなぞっていく作品。幼馴染で知能の足らないQ太郎(澤原剛生)は、三賢者から祝福を受けた神の子として成長し、みちると性交してないけどみちるを身ごもらせる。一方のみちるはアイドルになったり慰安婦になったりと波乱な人生を送る。三賢者から千葉県で日本一汚い沼でQ太郎が待っていると聞き駆けつけその流れで出産し、瑛子は神の孫なんだよと告げる。

    しっちゃかめっちゃかなストーリーではあるけど、要所要所のとっかかりとコメディな感じが印象的な作品
    。ボケ部分は多めがうれしい。ラストのQ太郎復活は、神の子らしいオチだけどパンチは弱めかな。
    みちるとQ太郎の愛情部分は、唐突といえば唐突な気もする。みちるは「受け入れる」人間で流され流され生きてきて、Q太郎はバカにされ生きてきてという人生の中に、神話性みたいなのが感じ取れると良かったかな(元ネタ?の聖書とか知らないからかもしれないけど)。波乱万丈な二人の人生を垣間見るというのは面白かったけど、根底に流れるものがなんなのかわからなかった。それはそれで楽しめけど。

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    2017/07/16 13:29

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