愛しのマーレ ~海の家、はじめました~  公演情報 チーム・ギンクラ「愛しのマーレ ~海の家、はじめました~ 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2017/07/15 (土)

    7月15日ソワレの舞台を拝見。

    ネタバレBOX

    1月の『365枚目のスケッチブック』以来となる、チーム・ギンクラさんの作品。
    顔と名前の一致する役者さんも多いので、人数の割には「入りやすい」舞台でした。
    (でも、役柄も、当日パンフレットに入れといて欲しいなぁ)

    でぇ、海の家を経営する兄弟姉妹の長男坊が、今年の夏の営業準備をしている最中にサーフィン行って・頭ぶつけて記憶喪失になったり
    東京で雑誌社のカメラマンをしているらしい、その長男坊の幼馴染が5年ぶりに帰ってきたり
    飲食店の悪い評判をネットに上げることで人気を博している、某サイトの覆面調査員が隣町に現れたとか
    …と観ているうちに、ストーリーの流れとエンディングは大方読めてしまい、実際、ほぼ予想通りのラストでした。

    とはいえ、観客の予想(or 希望)通りのエンディングを迎えるも、本作品のような「王道コメディ」のセオリー。ミステリーものじゃないんだからと、舞台の進行に素直な?視線を送り続けた130分。

    観終わっての感想は

    とても生真面目に作り込まれたオーソドックスな喜劇の感

    出演者一人ひとりにきちんと「ボールを回す」、丁寧な脚本

    そして、大方の予想通りとはいえ、決して手放しでHappy♪とは言い切れない、「人生の苦味(本作品では、カメラマン→実は悪評サイトの編集者の、理想と現実の板挟み感)」といったものも残してある

    といった具合に、前作と同様、今回もまた、ウェルメイドなホームコメディでした。

    最後に役者陣。
    前回公演で真っ先に覚えた、可憐な容姿・外見と女性政治家のようなハスキーボイスとのギャップが著しい、雑誌社のカメラマン役・佐藤雅美さんと
    海の家を経営する兄弟姉妹のうち、常に温かい眼差しで弟たちや妹を見守っている、長女役の、小柄な中谷真由美さん
    のお二方の役柄に、シンパシーを覚えました、とさ♪

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    2017/07/16 03:46

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