満足度★★★★
隠れラテンの血が騒いでしまった。踊り手4人の、手・腕の精妙な動きに、大地に叩きつけるようなステップとフリルのついたスカートを巧みに使い、激しく躍動する身体を華麗に舞わせる動き、音楽は基本的にフラメンコギターと手拍子、歌唱というのも良い。
オープニングは4者協同のダンスで始まり、次に各々のソロ、休憩を挟んで残り2人のソロと最後の4者揃い踏みという構成も安定感がある。
今回は「どの踊り手もカスタネットを用いなかったが、扇を用いた踊り手が1人、扇を開く度に聞こえるシャーっと空気を切り裂くような音が緊張感を与えて新鮮であった。
フランスで暮らしてい時にジタンの祭りで娘達が踊っているのを見たことがあるが、ジタンの娘達の天性のリズム感の良さ、踊りの上手さを思い出した。