満足度★★★★
鑑賞日2017/07/02 (日) 12:00
無題2088(091)
12:00の回(晴)。
少し早くついたので8号館自販機前のベンチで学生たちに混じって読書。が、何か検定試験のようなものがあるのか、留学生(?)の方々がたくさんいる、どんどん増える。
11:30受付、開場。
11:45/12:00前説(撮影あり、100分)
※お客さんの前なので両手は後ろではなく体の前で組んで、BGMの音量はもっと下げる。
12:05開演~14:00終演(この回だけ長かったのだろうか?)
「Will o` wisp」公演が6月初だったので続けてという印象、三団体とも観劇経験あり。
前日に、青山学院大学の公演を観ていて、両者に通ずるものがあるように感じる。
それは、昨年度後半に観た高校生の演劇大会に参加した各校、ずっと観てきた大学生たちの公演にもあったものと同じ。
せんがわシアター・セレクトのアフタートークで劇団劇作家代表の篠原 久美子さんがおっしゃっていた「学校に吹く風」。
それは、人生のあるときにだけ吹く風。
現役時に観ていた役者さんたちは何人も卒業、新しい生徒さんが入ってくる。そのたびに新しい風が吹く。そういうことかと思う。
5つの「時代」をわたってのお話。当パンに丁寧な配役が載っていますが、どのような「役」なのか(役名だけでなく)併せて記載していただくと理解しやすいと思います。「宗教の女」などわかりやすい。その(怪しい)丸山果倫さんからいただいた勧誘ティッシュのQRコードから出てきました→他にも動画ありました。
時代(時間)は流れ、世代は交代し続ける。そのなかでつながっているもの。
伝奇(ロマン)。なにか各時代を表象するような(わかりやすい)モノが舞台上にあったらメリハリがついたように思います。
上手、下手の棚、確かにちょっとしたものが味をだしている。
黒電話はわかるけど感覚的にはどうだろう...、本は...等々。
携帯は、やや上手側に座っていたので役者に隠れ全然気づかず、ずっと前の男と話しているかと思っていた。(その意図通りだったら)かなりうまい演出だと思いました。
始まりに、もっともっと強く深く、熱い、煮えたぎるような情念があると物語の幹がもっとしっかりしてくるのではないかと思いました。時代(時間)は流れ、世代は交代し続ける。そのなかでつながっているもの。少々優しすぎる面も。
あと、個人的には、終演時でよいので作・演出の方の挨拶があるといいなと思っています。