腰巻おぼろ 妖鯨篇 公演情報 新宿梁山泊「腰巻おぼろ 妖鯨篇」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    19日、新宿花園神社境内特設紫テントで上演された、新宿梁山泊第60回公演『腰巻きおぼろー妖鯨篇』を観てきた。

    唐十郎作、金守珍演出という、アングラ色の濃い舞台となることは予想済み。

    ネタバレBOX

    舞台は、捕鯨船のモリ撃ち破里夫の遺品のゴム長靴を、彼の彼女(妻?)であるおぼろに渡すため、彼女を探し、探し当ててからは一緒に生活を営むようになったガマという少年の波瀾万丈な生き様に、元船長であり今は占い師の千里眼やヤクザなどが絡み合ってくる複雑というかドタバタ的というか、かといって物語の中心線は崩れない不思議な作品だった。

    主演のおぼろを演じた水嶋カンナ、ガマを演じた申大樹の熱演が光っていたが、大鶴義丹や大久保鷹の存在感、6人の女達の活躍が印象的でもあった。
    終演間際では、恒例の水を使った演出(6人の女たちは人魚となり、おぼろは海に入っていくというもの)はなかなかの盛り上がりよう。
    いやぁ、この団体の舞台感想は、本当に書きにくい。あまりにも内容がてんこ盛りで、どこをどう取り上げてよいのか混乱してしまうからだ。
    笑いの要素も交え、休憩を挟んだ3時間30分の大作にどっぷりと見入った夜であった。

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    2017/06/26 00:01

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