満足度★★★★
鑑賞日2017/06/14 (水) 15:00
価格1,500円
予期していたよりずっとクトゥルフ世界との距離が近く、リスペクトや二次創作というよりもむしろ外伝的な位置付けのジャパニーズ・クトゥルフ譚。
後半のある部分で「キターーーッ!!!」だった、というか、そういうつながりなのね、と頬が弛んだし、実際には陽が照ったりもしたが、脳内では厚い雲の下の景色が広がっていた。
十七戦地「花と魚」も世界観が近い気がして……ってか、あの出来事はこの隣町あたりで起きたような錯覚に囚われる。いっそ柳井さんもこのシリーズに参加してくださらないかしら?
なお、ホラーという感覚はさほどなく、基本はファンタジーで後半でホラー風味がちらほらというところか?(←晴れた午後に観たための印象かも)
キャラクター造形はそれぞれ際立っていたが、中でも大学院生と大学助教授が特に印象に残った。