満足度★★★★★
鑑賞日2017/06/10 (土) 12:00
価格0円
無題2073(17-076)
12:00の回(快晴、暑)。11:40受付、開場(靴は脱いで)。一見、対面式の座席配置でしたがお客さんは入り口側に。
上手端に本棚があるだけのほとんど生の「劇場」。
上野毛キャンパスは「修羅と薔薇(2015/7)」が初めてで4回目。
小林赳瑠さん「フレンド(2017/6@RAFT)」...この時も不思議な役でした、や「大工(2017/1)」に出ていらした方。
11:52下手より男性、ゆっくり歩き客席を覗き込む。続いて何人か出てくる。スタッフらしき方も実は...。
12:03前説、開演~13:54終演。
とっても久しぶりのSFらしさがたくさん詰まった作品。
「2001年宇宙の旅」「月に囚われた男」や「CUBE」にみられるような密室性。
「意図を計りかねる」という恐怖。
「このなかの誰かが」という疑心暗鬼。
いろいろな要素が無理なく重層的に構成され、演じる役者さんのキャラクターも個性的。
終盤にかけての謎解きのスピード感。
客席へ向けられた視線。
すごく好みの作風。センス・オブ・ワンダー。
でも、1回しか観ることができなかった...
劇中読んでいたのは、ハヤカワSF文庫'青背'「カート・ヴォネガット」の作品でしたか?
そもそも「大工」に行ったのも、シックスペース「アリスとリリスの晩餐会(2016/12@中村橋」に瀬音さんが出ていて「大工」公演を教えてもらったから。訊いてみるものですね。