満足度★★★★
鑑賞日2017/04/23 (日)
地下生活を送る家長に付き合う身内、名前で読んでるけど父にすれば単なる符号的な名称なのかもしれないが、それに付き合う家族は現代的に例えるなら「介護」の域みたい。戦争と資本主義の皮肉にも思えて見てたが、青年期の安部公房の記憶を基にした井上ひさし氏の「日本人のへそ」を少し感じてしまった。
冒頭の映像と終盤の舞台セットの背景は、特に見入ってしまう場面だった。
辻さん、たかおさん、男優2人と渡りあう山西さんも十分ベテランなのにあの2人と丁々発止していると妙にフレッシュさがあり、また膨大なセリフ遣いに毎度2〜3kgは痩せているのでは、と妙に感銘。