城塞 公演情報 「城塞」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 4.5
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  • 満足度★★★★

    安部公房の本はあまり読んだことがない(わかりにくいイメージが強いから)。すかし、この舞台は面白い。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/04/23 (日)

    地下生活を送る家長に付き合う身内、名前で読んでるけど父にすれば単なる符号的な名称なのかもしれないが、それに付き合う家族は現代的に例えるなら「介護」の域みたい。戦争と資本主義の皮肉にも思えて見てたが、青年期の安部公房の記憶を基にした井上ひさし氏の「日本人のへそ」を少し感じてしまった。
    冒頭の映像と終盤の舞台セットの背景は、特に見入ってしまう場面だった。
    辻さん、たかおさん、男優2人と渡りあう山西さんも十分ベテランなのにあの2人と丁々発止していると妙にフレッシュさがあり、また膨大なセリフ遣いに毎度2〜3kgは痩せているのでは、と妙に感銘。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/04/26 (水) 13:00

    座席1階B3列2番

    上村さんの演出は、作品への取り組み方が、いつも丁寧で、どこかの有名無実な演出家とは違って、作品への愛を感じるので、大好きです。

    安倍公房は、若かりし日に、読んだり、観たりしましたが、どうにも難解で、それ以来、食わず嫌いで過ごしましたが、今の時代にも、似通ったストーリー展開に、目が離せず、やっと、理解できる公房に巡り合えた感覚で、興奮しました。

    山西さんの、朗々とした台詞回しに、感激しました。どなたも、適役で、中身の濃い、佳作舞台を堪能させて頂きました。

    ネタバレBOX

    舞台セットも秀逸でした。

    窓を開けると、見える東京タワーが蜃気楼のようで、戦後の高度経済成長は、日本国民の目に映った、幻影だったのだろうなと、感慨深い思いを抱きました。
  • 満足度★★★★★

    上村さんの研ぎ澄まされた感覚を感じる演出は、大好きです。
    登場人物のひとり、ひとりがとても強烈で、見事で、彼らひとり、ひとりの表情を見逃したくなくて、舞台に引きずり込まれました。
    素晴らしい!!!

  • すごく刺激的でした。シアタートークの質問でも「怖くて震えが止まらなかった」とおっしゃる方が。怖くなるポイントも観客それぞれでしょうね。若い方、チケット安いですのでぜひ。当日学生割引は正価の半額。Z席(当日券)は一般も1620円。
    シアタートークのメモ:http://shinobutakano.com/2017/04/19/5298/

  • 満足度★★★★

    安倍公房は今を去る40数年前結構読んでいたが、はっきり言って難しかった。で、芝居はというと2、3本目?くらいであまり観ていないが、予想外にわかりやすかった。ブルジョア階級に旧勢力を象徴させ、内面を描く(逃避している者もいるが)ことによりその罪深さをあぶりだしている。それには、踊り子の存在も大きい。これだけ内省的になれなかったのが今の日本の状況を作り上げているのだろう。でも、笑える場面もあって、舞台美術も含め総体として楽しんだ。

  • 満足度★★★★★

    想定が素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    人生で一番良かったとき、即ち妻と娘を捨て息子とともに財を持って満州から逃げた時点の記憶だけが正常で、普段は認知症のような拒絶症の父親に対して当時の環境を作り対話を試みる息子たちの話。

    精神異常の症状の設定が面白く、二回のロールプレイングゲームは見応えがありました。

    息子は母と妹を見捨てたという負い目から戦争を憎み、二代目として社長を務める製鉄会社の製品が海外でミサイルに使用されることに躊躇していました。今話題の軍事技術と科学者の研究のあり方に通じる問題として興味深く見ました。ただこの問題は、株主でもある息子の妻が、父親に対して異常な行動を示したりすることを理由に商売に消極的な夫を禁治産者に認定してもらって実権を握ろうとしたことで急転、現社長は精神病院に入れることで父を捨て、儲け主義に転じました。

    敗戦で政権は崩壊しても人間は生存し続けるため、常に時の政権を利用して商売する人たちの話でした。

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