エンドルフィン 公演情報 モノモース「エンドルフィン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    実力ある演者の風変わりなユニットが悪い芝居の山崎彬に作・演出を依頼した作品。

    ネタバレBOX

    夢の島ならぬ希望の島が、未来(あるいは架空の世界)のごみ捨て場となっている。
    ここに捨てられた子供が、ごみの島でサバイバルする。何年かが経って、同じ境遇の盲目の女の子が現われる。ごみの中での二人の蜜月、死別。主人公の青年も既にいない。衰弱した状態で彼を発見したジャーナリストから渡されたボイスレコーダー(スマホ)に、男が吹き込んだ語りが芝居を構成している。・・以上が全て。ロビンソンクルーソー的に、物語実験になっている。人が訪れないごみの島。一体どんな時代を(外界は)迎えているのか・・孤独を受容するだけの生活循環の安定を得たのか・・火を使わないのはなぜか(なぜそういう設定にしたのか)といった疑問に、自分なりの解答を探り与えつつ物語を追う。グロい描写が際立ち、答えは霞んだままだが、熱情をこめた演技の爽かさがグロさを相殺、というか、昇華させていたと言えるだろうか。
    最大の関心は、このユニットが今後どんな形で続けられて行くのか、だったりする。

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    2017/05/28 07:29

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