たとえば君がそれを愛と呼べば、僕はまたひとつ罪を犯す 公演情報 シベリア少女鉄道「たとえば君がそれを愛と呼べば、僕はまたひとつ罪を犯す」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    110分。

    ネタバレBOX

    高校教師の彼氏・雄一(加藤雅人)からのプロポーズを得られないまま、彼氏と離れ離れになり、姉・可奈恵(濱野ゆき子)の治療費のこともあり、社長の澤井(浅見紘至)と結婚したが、束縛屋の澤井との生活に疲れを見せる美奈子(篠塚茜)は、雄一との再会を機に、自由を得ようとするが…。
    というやや重めなラブストーリーをベースに進むが、中盤からは、きっかけをトリガーにしたコメディへと変化する。
    電話のコールで海浜公園へ走りだす美奈子とか、きっとという言葉でいちいち倒れる可奈恵とか、愛って言葉を聞いて罪を犯すと決心する面々とか、シーン関係なくキッカケに反応する演者と、気まずそうな表情の役者陣に大いに笑った。
    妹・優奈(小関えりか)の「金」にいちいち反応してビンタかますのとか、「面白い」に反応して書類を破り捨てる自殺した高校生・明良(川井檸檬)とか、「写真」に笑顔で反応する西宮一家とか、「どちら様」で名刺を出す記者・北野(佐々木ゆき)、「手帳を閉じると」男女の雰囲気を出す澤井とか、「抱かれる」と色っぽくせき込む可奈恵とか、あげたらキリないくらい、怒涛のラッシュだった。

    ラスト、キッカケに縛られた面々がゾンビのようになり、雄一が指輪を渡そうとするもうまくいかず、けどあれよあれよと美奈子の手に渡り、強引に「結婚しよう」で終幕するというパワフルな〆も最高。

    久々にシベリア少女鉄道見たけど、やっぱり面白かった。

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    2017/05/27 22:58

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