満足度★★★★
寺山修司の詩を元に繰り広げられるダンス&芝居。こういったパフォーマンスタイプの作品は初めてだったので、表現する世界というものの深さに感心。最近言葉やその中身について考えさせられていて、その流れでこの作品に呼ばれた気がする
何かについて思い考える時、頭の中では舞台上で繰り広げられた光景のように、言葉やその意味が不規則な動きで交差しそのほとんどが答えを出さずに泡のように消えてしまう。舞台上の役者達の表現から何か抽出し一つの答えを出せた気もしたし、夢現の中の思いつきの様でもある
自分は寺山修司の詩とかは見たことがなかったのだが、この作品で流れてきた寺山修司の詩はサーカズムに溢れながらもまっすぐ目を見て問いかけられている様な気になるものだった。音楽と踊り、言葉の表現でそれらが舞台上に設置されると、問いかけの答えを探す僕は、石庭の縁台に座り様々な思案を巡らす人の様になっていた
折角の詩なのに、台詞が聞こえにくい部分がいくつかあったのが残念
2017/05/16 18:21
素敵なご感想をありがとうございます!!
約1時間の、言葉と音楽と動きの世界の中で、様々に想いを巡らせてくださったのだなぁと、とても嬉しく思いました。
役者として舞台に立った私自身も、
次々と役者たちが舞台上に発する寺山修司さんの言葉から、毎回感じることも心の動く場所も動き方も違い、彼の言葉と毎回毎回向き合った公演でした。
台詞の聞こえにくい部分があった点、大変申し訳ございませんでした。
もっともっと体力面や技術面に力をつけなければならないと痛感しております。
本当にありがとうございました!!!