満足度★★
少女たちの透明感
4人の少女たちのキャラクターがそれぞれ際立っていて印象的でした。
オープニングは役者さんたち、少し硬かったようでしたが、お話が進むにつれ、演技がノビノビとしていくのを感じました。
私は「百人一首メール対決」のシーンが楽しくて好きです。
少女達もみんな生き生きノビノビしてましたよ。
ミワ中心のストーリーでしたが、トウコ、ハツネ、セリさんがどのような性格でどのような過去があったのか等、セリフだけでは少しわかりにくかったので、それぞれの少女の過去のシーン(回想シーン)があるとよかったと思います。
たとえば、トウコが新しいお母さんに会うシーンとか、ハツネが引きこもっていて親とトラブッてるシーンとか。
そのシーンごとに、他の少女たちが、別の設定の役(たとえば、ミワがトウコのお母さん役)で芝居をすると面白いと思います。
太田原りなさんには、ユニセックスな魅力を感じましたので、ミワとサッカー部のキャプテンのシーンを作って、キャプテン役をやったらどうかしら?
きっとカッコイイと思いますよ。
再演される時、できましたら、ぜひぜひ加筆して下さい。
少女たちの透明感が爽やかなお芝居でした。
今後の作品づくりに期待しております。