満足度★★★★
■約120分■SFでもファンタジーでもないのに、現実味を欠く人物が次々と出てくることは大目に見よう。これは、「好き」をめぐる形而上学を演劇で表現した作品なのだから。演劇で形而上学をやるためには、諸々のイデアをわかりやすく体現して混じりっ気のない、ある意味でマンガじみた極端な登場人物が必要とされる。彼らの織り成す物語もまた、いわゆる現実味を欠いてはいるが、現実よりも高次の“真実”がそこには垣間見えました。
ネタバレBOX
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2017/04/30 01:15
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