「江戸系 諏訪御寮」「ゲイシャパラソル」 公演情報 あやめ十八番「「江戸系 諏訪御寮」「ゲイシャパラソル」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/06/02 (木)

    フライヤーの左半分、派手な方(笑)。あやめ十八番さんの『ゲイシャパラソル』、2日の夜、新宿で観て来ました。

    ネタバレBOX

    芸者・仇吉(あだきち)を中心に、同じ置屋の同僚や、パトロンの地元選出代議士、隣国の大富豪…といった面々が、未来の日本という設定ながら、人形浄瑠璃的な「情」の世界を展開していきます。
    劇中、登場人物たちが披露する、お座敷芸な踊りに小唄…あやめ十八番さんの作品、番外の一人芝居も含めると6本拝見していますが、いつも以上に、和のテイスト満載の2時間でした。

    それから、今回、特に感心したのが、わかり易さ。登場人物達の「謎」の部分が、上演時間の中で全て語り尽されていたので、観終わってから、スッキリ納得♪
    ただ、我がまま言えば、少しは「謎」の余韻、残しておいても欲しかったかなぁと。

    まだお若いのに、着物の着こなしも所作もシャキ!としておられた、小口(おぐち)ふみかさん。
    登場時にはド悪党に見えたが、仇吉を奪い合う過程で、人間、そんな単純なもんじゃない!と伝わって来た、代議士役の和知龍範さんに、隣国の大富豪役・塩口量平さん。
    登場時どころか、最後の最後まで、まさに「ゲスの極み(笑)」な人物…にもかかわらず、「情の深さ」や「モノの憐れ」を一番体現されていた、森川陽月さん。
    役者陣の中で、個人的に印象に残った皆さんですが、他の方々もしっかりと、ものがたりの世界に溶け込んでいて見応えたっぷり!
    お席がSOLD OUT、当日券が出るかどうかの盛況でなければ、もっと・もっと自主的に(笑)宣伝に努めたい舞台でした、とさ♪

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    2017/04/24 02:18

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