満足度★★★★
鑑賞日2017/04/08 (土) 14:00
価格3,000円
2人の女優(+α)が朗読(+α)する乱歩の「盲獣」に合わせて緊縛師と3人のモデルによる緊縛ショウが繰り広げられる趣向にして小劇場系のトレンドになりつつある(私見)「光学効果」満載(しかも最近観たいくつかとはまた異なるパターン)で想像力を刺激しまくる朗読緊縛劇。
脚本・演出がオフィス再生の高木尋士さんだけに入場した時点で目に入る舞台両脇のアレに「それな」(笑)だし、以降も再生色が随所に。
アフタートークで出た有末さんの「海外のもの(あるんだって!)と較べて日本の緊縛は多様性がある 」との言葉に風呂敷や折り紙に通ずる日本の伝統文化か、などとも思う。
また、欲情を促進するものがカストリ雑誌のエロ小説→画像(=挿絵・イラスト→写真)→映像(ポルノ映画・アダルトビデオ)と次第に具体的なものに変遷して行くのにつれて想像力・妄想力が衰えてしまったのではないか、とも考えた。