新入社員のイジメ方 公演情報 劇団カンタービレ「新入社員のイジメ方」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2017/04/09 (日)

    お初の団体さんでしたが、面識のある丸山小百合さんに、以前に他の舞台で拝見したことのある前田優さん、たなかともこさんと、お三方も名前と顔が一致する役者さんが出てらっしゃったので、どっしりと腰をすえて?観させてもらいました。

    ネタバレBOX

    まず、劇中の何か所かに「同世代」を感じさせる描写、人物造形があったので、後で確認させて頂いたところ、作・演、ワタシよりも若干お若い方のよう。ということもあってか、劇中の出来事もいちいち腑に落ちながら拝見させてもらいました(とはいえ、若い観客にも、恐らく、違和感は感じさせない内容だろうと思います)。

    最初はほのぼのとしていた「現実パート」が次第に苛烈を極めていくなか、飛び道具的な「亡霊パート」のユーモアが緩衝材となって、話の展開がトンデモナイ方向に脱線?しつつも、いい塩梅に進んでいきます。
    でぇ、張られた伏線から、気の毒な新人さん達が最後に「救済」されるのは予想通りでしたが、しごき役の「倉持」、改心して終わるのかなぁ?と期待していたところ…大外れでした(爆)。
    劇中、人事課の若手社員「仲原」の「会社の言うことは絶対だから」的セリフや、新人をしごいている最中の「倉持」の言動の端々に、「山伍商事」という企業の「悪しき伝統」「企業文化」を匂わせている…と解釈していたものですから、そんな伝統・文化に染まり切っていた「倉持」が無垢な新人達との交流の末、気持ちを改める…という結末を予想していたものの、フィニッシュは必殺シリーズばりの勧善懲悪!
    「倉持」の常軌を逸した過激ぶりの背景が、彼女のパーソナリティに帰されてしまったこととも合わせて、少々、残念に思われました。

    まっ、それはあくまでも私の個人的嗜好なんで置いといて…1時間45分、終始、観客の関心を逃さずにいた、作・演の方、大したストーリーテラーだと思います。
    この団体さんの次回作も要注意ですね♪

    最後に役者陣。
    敵役「倉持」をイキイキと演じられた下村まりさん、ご本人の朗らかなお人柄と役柄が重なって見えた丸山小百合さんが、とりわけ印象に残りました。

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    2017/04/10 04:32

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  • ご観劇ありがとうございました!
    女優3名を含め、役者/公演が印象に残ってくれてたらとても嬉しいです。
    観てきた!クチコミありがとうございます。またのご観劇おまちしております。

    2017/04/21 00:43

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