賊 公演情報 劇団6番シード「」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    コーフンしました!里江も良い役で良かった
    総勢40人が、舞台のみならず、客席の脇や、真ん中の通路など、会場中を走り回る様子は、本当に迫力があった。そのすべての登場人物たちが、どの人物も丁寧に描かれていて、すべてのキャラクターが生き生きと演出されていた。

    そして、それぞれのキャラクターを彩る衣装や、ヘアスタイルもとても素敵だった。特に女優陣が着ていた着物は、本当にきれいだった。

    音楽もとても印象に残った。特に生での歌唱シーンがあった、挿入歌はとてもよかったし、彼らが鬼だという設定は素敵だった。

    また、脚本もとても面白く、東・西・南に分けられた海賊達や、その争いに巻き込まれた北の公家達の思いが、徐々につむぎあってエンディングへと向かっていくストーリーは見事だった。

    休憩を挟んだ3時間の芝居だったが、まったく長さは感じなかった。

    ただ、要素を盛り込みすぎていて、少しだけストーリーが散漫になり、エンディングのダイナミックさが少し、物足りなく感じてしまった点や、細かい点だが、滑舌悪く台詞が聞き取りづらい方がいたのは、大きいステージだけにもったいないなーと感じた。

    脚本をもう一息練れたり、俳優個々の細かい稽古をもう少し追及したら、さらに良くなると感じてみた。

    しかし全体的には素晴らしい作品だったと思うし、15周年の[総力]公演と題打っているだけあって、見ごたえたっぷりな公演だった。

    ネタバレBOX

    うちの劇団の女優、山岸里江が演じていた嶺森(ねむり)という役は、他の女海賊達と少しテンポが違った役で、印象に残る役だった。少し色気のある感じに演出され、これまでに観た事がない感じの役で、とてもよかった。

    これまで劇団では、しっかりと色気を要求されるような役を演じていなかった気がするのだが、何かとても彼女らしいキャラクターのように見えて、それでいてまったくこれまでこんな演技をした山岸を見たことがないと感じられるような、とても魅力ある配役だったと思う。

    女海賊達の冒頭のシーンで、踊りを舞う三人の海賊が登場するのだが、そのシーンは彼女が振り付けを行っていた。

    そこに踊りが入ってくるという演出も素敵だったし、彼女の振り付けや踊りも素敵だった。

    この役を演じたことで、彼女もいろいろなことを感じ、新たな欲も出てきたようだ。

    私は彼女がこの役に出会ったことは、大きな財産だと思った。女優として思い切って幅を広げられるチャンスだと思う。

    彼女の成長がますます楽しみになってきたし、次に彼女が演じる役を、どうするか考えるのが楽しみだ。本当にいい役を頂いたと思う。

    今回の作品を作・演出をされた松本陽一さんには、改めて感謝の気持をお伝えしたい。そして、一緒に作品を作ってみたいという気持ちを、いっそう強く持った。

    0

    2009/01/10 08:43

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大