満足度★★★★★
鑑賞日2017/03/31 (金)
価格3,000円
無題2031(17-034)
20:00の回(雨)。
19:30受付、開場。
6公演目にして初めての雨。
初日、客入時にはThe Beatlesの初期ナンバー。
20:02前説~開演~21:08終演。
今夜もキッチンにはものがあふれ、冷蔵庫、棚もいっぱいで少しでも空いているのは床だけ。
男、暗闇、夜食、ここまでとその後の妄想とが混濁、初日にして大騒動。
普段の生活ではよくあるハプニング、それをまったく普通のことのようにやり過ごす演出(機転)。美術のこだわりも大増量。
「Let It Be」の「Be」はハムレットの「Be」のことではないかと思いながら駅まで傘を差し、歩く。
追記
19:30会場着、ザブトン2列+椅子1列。
「アンティゴネー(2016/4)」からで6公演目(初めての雨降り)、初演が2016/8、場所は同じくキッチン。もともと「家」で芝居を?というので観に来たのがずっと続いています。
大きな固定座席のホール公演よりも小さな会場、ギャラリー、倉庫のような所、野外のほうが好み。「家」では贅沢貧乏の「ハワイユー」を観たのが2016/5でこちらとほぼ同時期、観客数も15名くらいだったと思います。
100%住人と周辺のお話、家の外で生まれた戯曲を招き入れ歓待(?)したときお話と、全然異なる印象で甲乙つけがたい仕上がりです。
役者さんが近いことには慣れていてどこから出てきても驚かないはずが「この家」ではお話の展開、並行宇宙のように部屋を移動したり、上下移動があったり、お話の中にちょっとだけ入ってみたり、戸外に出たり。
個人的には(本作以外でも)演劇論はいらない。充実した時間だったと感じられればそれでよく、終演後原作を読むこともできる。
玄関入って左にある本棚をみるのも楽しみの一つでいつも1~2冊くらいは持っていたり、読んでいたり。
「蕨」なかなか漢字では書けない。そこは、昔々、住んでいたところ(駅の反対側だったけど)、永い時を経て、再び現れた不思議な空間。