満足度★★★
鑑賞日2016/01/24 (日)
「義眼」という題材といい、心もち強めの台詞回しや劇伴といい、割と一直線なストーリーの展開といい、オッサンの目や耳には、昭和の時分のアングラ芝居を思い起こさせる内容でした。
でぇ、話は少しそれますが、劇中、安藤玲さんに関わる心理(それとも超常)現象の描写があるんですが、この現象のキーとなる彼女の「義眼」の意味合い…同じくアングラ芝居の立役者・唐十郎主演のTVドラマシリーズ『恐怖劇場アンバランス』の中の一篇『仮面の墓場』をほうふつとさせるものがありました。
今回のチケット代、忌憚なく言わせてもらえれば、小劇場演劇にしては高い(苦笑)!
とはいえ、板から伝わる熱気。決して良いとは言えないまでも、あと味の悪くない余韻…モトは取れたかな?と思える出来でした。良い時間(90分)を過ごせました、とさ♪