満足度★★★
鑑賞日2016/01/24 (日)
「義眼」という題材といい、心もち強めの台詞回しや劇伴といい、割と一直線なストーリーの展開といい、オッサンの目や耳には、昭和の時分のアングラ芝居を思い起こさせる内容でした。
でぇ、話は少しそれますが、劇中、安藤玲さんに関わる心理(それとも超常)現象の描写があるんですが、この現象のキーとなる彼女の「義眼」の意味合い…同じくアングラ芝居の立役者・唐十郎主演のTVドラマシリーズ『恐怖劇場アンバランス』の中の一篇『仮面の墓場』をほうふつとさせるものがありました。
今回のチケット代、忌憚なく言わせてもらえれば、小劇場演劇にしては高い(苦笑)!
とはいえ、板から伝わる熱気。決して良いとは言えないまでも、あと味の悪くない余韻…モトは取れたかな?と思える出来でした。良い時間(90分)を過ごせました、とさ♪
満足度★★★★★
すみません、
支援会員枠で観たんで、チケットシステムについての理解が不十分で・・
でも舞台を観てHPを観てみてやっとわかった気がした。
このチケットシステムが舞台上にどう反映されているのかは見れば分かると思う。いいんじゃないか。確かにキャラがかぶっててこの人この舞台に必要なのかな?と思う機会が全くない。みんなギラギラしている。
ただ、このチケットシステムだと笑える三枚目の役者に票が集まらない気がする。
それだとどうしても芝居の全体の構成としてのバランスが悪くなる。
個人的には三枚目の役者があと一人だけ必要だった。できればガリガリの人が(笑
どうしてもシリアスな物語だけだと疲れてしまう。
若い人ならとにかく、中高年の男性の観客が小劇場には多いから、目を休める時間も必要だ。
そういう意味ではチケットシステムに関係ない三枚目枠は別個に必要なような・・
でもそれ以外は緊張感のある「俺を・私を・見ろ」オーラが感じられる舞台は新鮮で素晴らしい。
暗い物語も良い。
今週はショウダウンも観たんだけど、明るい物語と暗めの物語のどちらが好きかっていうと・・暗い物語かな、個人的に(笑
役者それぞれがライブの朗読とかでちょこちょこ活動してないとまったく判断する基準が無いので初見の観客は凄く判断に困るところだけど・・旗揚げが王子で本当に良かった。