キズツクキカイ 公演情報 たすいち「キズツクキカイ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    天空の城ラピュタみたいな建物・ザムザ阿佐ヶ谷で、たすいちさん初体験してきました。

    ネタバレBOX

    陰陽師(おんみょうじ)の家に生まれた次男の唱(しょう)。霊感よりもテンションの方が高そうな家族や、愉快な?!妖怪たちに囲まれて、毒気を抜かれたのか、ネガティブ思考の小説家希望。
    そんな唱に、ネットを通して、若い女性読者が初めてついて…陰陽師の家柄であることを知らされていない長女の彼氏(☜後半、騒動を起こします)、長男の彼女(☜唱の幼馴染)、そして唱が創り出したらしい新たな妖怪・キズミ。
    周囲のユニークな人々(+妖怪)が舞台狭しと駆け回るなか、唱の気持ちは揺れ動き…。

    想像の翼が間違った方向(笑)に伸びたようなおなはしなんですが、以前、舞台を拝見したことのある村松ママンスキーさん、小鶴璃奈さん、加瀬恵さんを初めとした役者陣。自身の役柄を愉しんで演じているご様子。
    照明や音楽もコスプレ紛いの衣装の登場人物たちと合わさって、何やら時ならぬ○○区・納涼盆踊り大会の賑やかさを醸し出します。
    そんな中で、作者の投影と思われる主人公の視線が少しづつ・少しづつ、うつむき加減から相手の目を見つめるように変わってきた…ように思えました。

    ネガティブでナイーブな主人公の心の成長?みたいなもん、表現するのには下手に真正面から当るよりも想像の翼を間違った…いえ、自由に伸ばしていった、こんなコメディの方が、かえって後でじんわり来るのかなぁ。ってことを思いながら、会場を後にしました。

    役者陣。
    主人公「唱」役の野澤太郎さんはもちろんですが、「ケータイの九十九神」役のみやでら みほさん、「キズミ」役の永渕沙弥さん…個人的には大変印象に残りました。

    最後に配役を記しておきます。
    明神裂(祖父…ではなく、実はその正体は妖怪)…末永全さん
    明神致(父)…村松ママンスキーさん
    明神説子(母)…小鶴璃奈さん
    明神理桜子(長女)…真嶋一歌さん
    明神創(長男そう)…窪田裕仁郎さん
    明神唱(次男しょう。主人公)…野澤太郎さん
    明神紀里(妹)…三品優里子さん
    十兵衛(猫又)…佐藤修作さん
    こっくりさん…加瀬恵さん
    垢舐…白井肉丸さん
    けらけら女…松倉彩夏さん
    ケータイ(付喪神)…みやでらみほさん
    琴川れのあ(創の彼女。唱の幼馴染)…青山祥子さん
    兵馬昴太(理桜子の彼氏。実は本作の悪役となる退魔師)…柴田淳さん
    キズミ(唱の悩みが創り出した妖怪)…永渕沙弥さん
    キョーコ(唱にとって初めてのファン)…黒沢佳奈さん

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    2017/03/15 22:49

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