「空想、甚だ濃いめのブルー」「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み」 公演情報 キ上の空論「「空想、甚だ濃いめのブルー」「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2014/11/08 (土)

    今年の5月、新宿眼科画廊で観た『赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み』という芝居に味をしめて、ほぼ6カ月後の今夜、『空想、甚だ濃いめのブルー』観て来ました。

    ネタバレBOX

    おはなしは中学生の頃に出逢ってからの二人の女性の友情譚(たん)なんですけど…
    今宵、観客の前で披露されたのは即興劇。登場人物の設定など、幾つかの決め事を除いては、どうやらセリフは決まっていない?役者さん達、アドリブで演じているそうなんです。すなわち…左右横列に向かい合った役者さん達。「ワタシは○○になります!」と宣言してから、真ん中のアクティング・エリアに進んで、登場人物や猫や樹木やテレビやドア!なんかを「演じ」ます。そして、どこまでか決められたセリフで、どこまでがアドリブなのか、観る側は見当もつかない、やり取りを交わすんです。
    この雰囲気、昭和生まれの観劇オジサンとしては、何となく、相撲部屋での場所前の稽古、連想してしまいました(笑)

    稽古…といえば、役者さんのトレーニングに「インプロ」「エチュード」。台本無し、事前の取り決めも無しの、全くの白紙で演技する「インプロ」、場面(シーン)や登場人物の前提条件を定めたうえで即興で演じる「エチュード」…今宵、目の前で見せられたのは、この「インプロ」以上「エチュード」未満のモノだったようです。
    でっまあ、端的に言えば、「稽古風景」を部外者が覗かせてもらったような芝居だったんですが、それでも「本番の芝居」同様、ラストは胸を打たれたんですから、演劇の世界は不思議なモンです。
    ということでぇ、どこまでがセリフで・どこまでがアドリブか、確かめたい衝動が抑えられません!出来得れば、もう一度、観に行けたらなぁ…(願望)

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    2017/03/15 21:44

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