淵、そこで立ち止まり、またあるいは引き返すための具体的な方策について 公演情報 カムヰヤッセン「淵、そこで立ち止まり、またあるいは引き返すための具体的な方策について」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ストーリーの柱は、死んだ母親と犯人とされる息子の話。その息子を取り調べる3人の刑事。
    その歪な関係性と、それぞれが背負うプライベートの影。
    緻密に絡み合う出来事の数々が48時間の時を刻むと同時に解けてゆく。
    登場する役者は刑事役の3人だけ。
    居ないはずの母親も息子も、ぼんやりと姿が見えるように思えるのは、
    良くできた物語とそれを巧みに演じる役者の技量なのか。
    巧みに惹き込まれる世界観が心地よい。
    好き嫌いはあろうかと思うが、自分的には素晴らしく上質な芝居に出合った気分だ。

    この劇団、この上演で活動休止らしい。しかし個々の創作は続けれらるとのこと。
    其処に期待したい。

    0

    2017/02/23 19:42

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大