ignition 公演情報 演劇ユニットP-5「ignition」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    まさにシチェーションコメディ。状況の変化が、バカバカしい笑いを誘うのだけれど、そのシチェーションに至る理由が、多弁に過ぎない範囲できちんと所々で、説明されているのがよい。何でこんなことが起きているのか、不具合なく話がさくさくと進んでいく。だから、観客も「?」となることなく、素直に笑いに入っていくことができる。3つのユニットで演るということで、テイストはもちろん、ラストも若干違うらしい。時間があれば他のユニットも観てみたい。

    ネタバレBOX

    説明となるのは、博士が買ったアンティークの仕掛け、助手の音(楽?)の趣味、なぜ同じ服装が2着あるのか、拉致された男の異常な記憶能力(記憶の共有や開錠のパスワード暗記に通じる)、新婦の男性の趣味、秘書の科学おたく、薬の効果など。これらが、きちんと劇中で述べられている安心感は半端ではない。脚本の作り込みがしっかりしている。ともすれば、面白さのみを追求して、独りよがりな展開に陥ってしまうコメディも多い中、丁寧な作りだ。ただ、ラスベガスのホテル代の件は見当ついたし、ストーリーが人情話に落ち着くことは、ちょっと残念。ラストの落ちも、もう少し判りやすくなっていればと思う、「いいよ」(?)「いいや」(?)どちらか、滑舌(あえてぼかしたのかな)のせいか、聞き取れない。薬の効果と言うなら、あれだけ飲んでいた、博士の方で落とした方が面白かったかも。

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    2017/01/12 11:58

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