peeeeep〜踊る小説2〜 公演情報 CHAiroiPLIN「peeeeep〜踊る小説2〜」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    世田谷でのtamagoPLIN公演以来、スズキ拓朗主宰ユニットは2度目。「汚れ」を持ち込まない印象を裏切って(原作「屋根裏の散歩者」に相応しく)、隠微な部分には隠微さの隠喩となる動きを配し、意表を突いたシーン展開でストーリーが刻々と積み上がり、大詰め、結末を迎える。やりきった役者たちに惜しみない拍手。
    ただ諸々の舞台効果については、この劇場の大きさでは後部客席との距離、天井の高さ等で、「客観的な視線」に寄ってしまう面があり、「もっと見たいが見えない」部分と「見なくていいが見えてしまう」部分が生じていたという感じ。もう一回り狭い劇場なら開幕から最後まで全編高ぶり通しだったんではないか、と想像した。

    ネタバレBOX

    照明と装置の二律背反。舞台美術はもう少しシュッとしたいと思った。
    ・・が予算の関係かも。
    作品自身は「暗め」ではあるが、ライトはもっと照らして、役者、衣裳、装置を見せて欲しかった。
    が、そう思う反面、装置については美的にこだわるなら薄い照明が相応しかった。
    つまり、強力な照明を当てれば粗が目立つ。。作りがチープに見えたのは狙いかも知れないが・・
    シアターイーストだと、シュッとしてスマートで小奇麗なのが似合う。下北沢の劇場ならあの手作り感がうんと合致したかも知れない。

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    2017/01/11 05:37

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