満足度★★★★
世田谷でのtamagoPLIN公演以来、スズキ拓朗主宰ユニットは2度目。「汚れ」を持ち込まない印象を裏切って(原作「屋根裏の散歩者」に相応しく)、隠微な部分には隠微さの隠喩となる動きを配し、意表を突いたシーン展開でストーリーが刻々と積み上がり、大詰め、結末を迎える。やりきった役者たちに惜しみない拍手。
ただ諸々の舞台効果については、この劇場の大きさでは後部客席との距離、天井の高さ等で、「客観的な視線」に寄ってしまう面があり、「もっと見たいが見えない」部分と「見なくていいが見えてしまう」部分が生じていたという感じ。もう一回り狭い劇場なら開幕から最後まで全編高ぶり通しだったんではないか、と想像した。
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/08 (日)
本質的にはダンスカンパニーなので一寸構えてしまっていたが意外にも楽しめた。俳優とダンサーでいうとダンサー寄りの演者さんが多く、動きのキレが尋常ではない。舞台芸術の奥深さに触れた気がする。中でも田中美甫が息を呑むほど妖艶で吃驚。4ステージしかないのが勿体無い。
満足度★★★★★
以前はお話と踊りの調和に力みを感じることもあったが、この作品は肩の力が抜けた自然体の仕上がりになっていて、素晴らしい。年始早々よい公演をみせてもらった。
はー楽しかった!期待以上の作品♪ 上演時間は約1時間35分。全席自由。当日精算の方は劇場へはお早めに。チケットを持っていない人は皆、整理番号を受け取るシステムでした。来客認証と精算を1人でやってるので大変そう。
詳しい感想:http://shinobutakano.com/2017/01/08/4164/