満足度★★★★★
『桜の園』地点の『桜の園』は、ロパーヒンに意識が集中していく。ラネーフスカヤ(とその一家)の周囲をぐるぐる回るだけで中には絶対に入れない。彼らは自分たちの「手で支えている額縁」の中にいる。ラストに行くに従い、ロパーヒンのラネーフスカヤ(家族)への憧憬と苛立ちが濃厚になっていく。そして彼(ロパーヒン)はたぶん悲しいのだろう。
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2017/01/11 05:16
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