proof 公演情報 コロブチカ「proof」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    上手く甘える。
    コロブチカ旗揚げが『proof』と聞いたとき、あまりよい印象を持たなかった。
    おやつの時間堂『proof』のイメージが未だに強い中で、
    コロがあえて『proof』を演る意味をあまり見出すことができなかったのだ。
    しかし、今はそうは思わない。

    戯曲の懐で上手く甘えられているな、というのが第一印象だ。
    甘えというのは、別に役者や演出が仕事をしていないという意味ではない。
    戯曲を知らなければ、上手い甘え方だってできない。

    ただ、強度のある戯曲は、それだけで非を打つのが難しいから、
    どうしても、細かな部分を役者や演出の問題として観てしまう。
    まあ、それでも、なんとなく観られてしまうことは、別に不幸ではない。
    役者と演出にとって、幸せかどうかは分からないけど。
    (その点、翻訳の谷賢一の仕事はなかなかに素晴らしい……)

    誰が『proof』をつまらなくやれるのか。誰が完璧な『proof』をやれるのか。
    この二つは同じくらい難しいのでは、とふと思う。

    少なくとも、コロブチカにとって安全な船出ができたことは、喜ばしい。
    次回があることを期待します。

    ネタバレBOX

    黒沢演出は、素材の印象を大事にしたうえで、調和をとる。
    だからだろうか。
    なかなかこれ以上詰める余地なし!という演出を観たことがない。

    今回は、割と大きい芝居をするメンバーが揃ってしまい、
    押さえるべき所の繊細さがあまり感じられなかったように思う。
    そのへんのバランス感覚は難しいとはいえ、キャスティングは大事。

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    2008/12/26 00:51

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