極上文學 第11弾「人間椅子/魔術師」 公演情報 CLIE「極上文學 第11弾「人間椅子/魔術師」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    極上文學シリーズを初めて観劇しました。男性俳優が女性を演じると言う事で、原作のイメージが壊れないか不安でしたが、江戸川乱歩の恐ろしく美しい世界を再現されており、大変満足しました。

    ネタバレBOX

    それぞれの役割を演じる俳優さん達が素晴らしいのはもちろんのこと、具現者、というパントマイムによってその場の状況を表現する俳優さん達がとても面白かったです。さらに奏で師の方がずっと美しい演奏をしていて、物語が進展するにつれて感動が高まる一方でした。ずっと、女性を男性が演じる作品には抵抗があったのですが、こちらの作品で、実際の女性よりも可愛らしく上品な女性達を目にし、すっかり虜になりました。
    回転しながら様相を変える舞台と、紙吹雪がどっと降る様子がシアター歌舞伎の三人吉三を彷彿とさせ、その迫力に圧倒されました。観て良かったと思います。
    1つ気になったのは、終盤、魔術師らが極上シートと一般席の間で観客の心情に喰いつく非常に印象深いシーンがあり、後方の一般席で間近に観れた私は幸せでしたが、極上シートを購入した方々にしてみれば、目の前で観たかったのではないかなと、勝手に思った次第です。

    0

    2016/12/24 11:56

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大