テンテン 公演情報 劇団 贅沢貧乏「テンテン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    約95分
    奢りきった現人類に鈍器の一撃を浴びせるような凄い劇。ムーンライダースの名曲『歩いて、車で、スプートニクで』を彷彿させる柄の大きい世界観に震撼。丸ごと腑に落ちたわけではないので満点にはしなかったが、マンガのようなオーバーな演技体も含めて面白く、観てよかった。
    男優二名に至っては演技体のみならず風貌までマンガのようで、水木しげる作品から飛び出してきたかのようでした。

    ネタバレBOX

    片や健常者(というより、現人類?)として、片やキメラ(というより、新人類?)として別々の親から生まれる予定の胎児二人が友情を育んでゆく終盤のシーンが印象的。
    「今は似ている僕たちも、時間が経てばまるで違う見てくれになると思うけど、それでも次の世界で頑張って互いを見つけ出して、また会おうな」(大意)
    キメラとして生まれることを余儀なくされた友達に、健常者として先に生まれるもう一人がこう語るくだりには胸が熱くなりました。

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    2016/12/10 23:55

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