満足度★★★
新鮮味が。
もう三年前以上になるんですね、ぼくが初めておぼんろを体験したのは、芸術劇場の展示会でのイベントで、そのときはすごく面白くて可能性を感じて。
その直後の公演は二回リピートして拝見したのです。そして今回が三度目のおぼんろ体験だったのですが。なんというか、あんまり進歩を感じなくて。正直がっかりしたのであります。世界に入り込めないというか。
いまのままでも熱烈なファンはいらっしゃるようだから、なんというか、いまのままでもいいのかもしれないですけどね。万人に受け入れられるってことはないでしょうから。ぼくみたいへそ曲がりもいますから。
舞台が広すぎる。欲張りすぎなのかもよ。
2016/12/05 20:59
美しい作品観劇集団を形成していくには,決して方針は変更してはいけない。いつもの仲間が,いつもの小道具の山で,静かに公演を見て感激すればよい。とくに,メンバー変更があったり,プログラムを変えてしまえば,「寅さんシリーズ」は中核を失う。このままいけば,自分たちの宗教的会合はマンネリで永遠に続いていくのだろう。
メンバーは,女性が多い。その場所は,イケメンのお兄さんが,ホスト・クラブ的に,おもてなしをしてくれれば彼女たちは,癒されるのだ。そして,演劇のなんたるかを良くわかってない,ぼくのようなおじさんたちは,圧倒的に女性のいるグッズまで売っている,ジャニーズ系の集会所に,混じって快感を得ているのかもしれない。
では,『ビョードロ』のような傑作は,まさにセレンディピティというわけか。彼らは,たしかに力ある役者ばかりだ。しかし,主宰にひっぱられて,大衆演劇に落ちていくということだろうか。なんと,惜しい!
大衆演劇でいいじゃん。金太郎飴でいいじゃん。