満足度★★
エンターテインメントは危険なものである
上演時間は2時間半というアナウンスを聞いたときは、どうなることかと思ったけれど、フタを開けてみれば、結局、飽きることなく、寝ずに、観ることができた。
長いうえ、2時間半で40回以上という暗転の回数は異常。それでも、小出しにされる情報を追いかけているうち、あまり気にならなくなって、終演後には不思議な達成感すらあった。
でも、僕は、この舞台に高い評価を与えることはできない。それは、この舞台のあり方が、危険なものを含んでいると考えるからだけど、それでも、この舞台は、ある面ではなかなか面白くできていて、話は単純ではないのである。