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日韓演劇週間 Vol.4
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ストアハウス「
日韓演劇週間 Vol.4
」の観てきた!クチコミとコメント
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ハンダラ(10439)
満足度
★★★★★
花五つ星 「6月26日」
戦乱にその人生を攪乱された2人の若者の運命を活写した傑作。
ネタバレBOX
ハングルで上演されるが、字幕が非常に見易く、役者の演技を十全に楽しみながら、字幕を読むことができた。舞台美術のすっきりしていて、役者の力量で良い芝居を見せてくれる。
1938年江原道通川出身のソンニョン及び春川出身のヨンチョンは日本軍に徴用され、満州、ノモンハン戦に参戦。ソ連軍の捕虜となってから徴用された。モスクワ戦でドイツ軍に捕まって収容所でのひもじさ、寒さに耐えて生き残った。だが、またも徴用されノルマンディー戦へ。何とか生き残った後、連合軍の捕虜となり別れ別れになったが。
1950年6月25日午前4時に38度線を越えた北朝鮮軍は10万、朝鮮戦争勃発である。翌26日、数々の戦、捕虜、脱走経験などを共にし、義兄弟となっていたソンニョン、ヨンチョンは再会する。然し、敵としてである。
数々の戦を共にし、漸く生きて帰ってこれた慶びもつかの間、分断されたそれぞれの地域で、同胞が敵味方となった直後、義兄弟を殺してしまった苦しみ・悲しみが、6月26日のタイトルに結実して無駄が無い。義兄弟を殺す際、顔もろくに見ずに殺してしまう訳だが、これが戦争というものなのだろう。この理不尽にリアリティーを感じる。
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2016/11/26 12:57
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