震えた声はそこに落ちて 公演情報 劇団時間制作「震えた声はそこに落ちて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    リアリティの強い舞台セット上で繰り広げられる・・
    なかなかに重い話でした・・・・(チームA 観劇)

    でも今一歩踏み込み切ってない
    危ういバランスの部分が年齢制限無しに観劇できる結果になってるとこが
    上手かなぁと思えた約90分の作品

    ネタバレBOX

    自分のしたことでなく
    身内のした犯罪の罪はどう背負うのか・・・
    今作では謝罪というテーマに焦点を当てて描いてます

    町食堂のセットで
    親しい印刷工場の家族らと織り成す
    群像劇

    誘拐拉致監禁された被害者女性
    事件のショックで声が出なくなり
    家族は事件のことを無かったことにして生活していたが
    加害者の未成年が姉に等しい女性を伴い
    謝罪に来るという・・・
    巻き起こる騒動が様々な関係性を浮き彫りにして
    数学の解のような明快な結果の出ない
    出口の不明な回答模索のストーリーが展開するのです

    自分的には
    声の出なくなった女性が
    何とか声を取り戻そうとして
    手話や筆談を極力避けようとするとかいう
    設定が欲しいかなぁと思えた
    どうしても自己表現をしなければならない時に
    ジェスチャーのみというのは
    せっかく食事等リアルに飲み食いしてるのに
    ちょいと不自然に感じましたわ
    (チラシ裏では筆談してると書いてあるのにな)

    開場10分で
    座の温め的に場内にラジオDJ番組が流れてます
    本編にもそのまま使うDJ番組でした
    これは作り方上手だなぁと感心

    自分的には
    被害者側だったら・・・
    加害者とは2度と関わりたくないなぁ
    倍・・というか乗数返ししたくなる!

    相手の心情も鑑みず
    自己中心的に
    ひたすら謝罪をしようとする加害者側は
    自己満足したいだけだよなぁと思えたですね

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    2016/11/12 05:31

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