満足度★★★★★
大人の童話
昭和の時代を生きた人々の喜怒哀楽が主宰、吉田小夏の世界観で見事に表現されていた。観る者の胸をザワザワさせる台詞が涙を誘う。青⭐︎組としては暗転場面が多い作品らしいが、全編を通じて効果音が少ない印象を受けたのは演出的な配慮の結果かもしれないので良しとしても、暗転時に無音というのは、どんなものだろう?真っ暗だからどうしても耳か音に敏感になる!「カタッ、コトッ、ギシッ」ばかりが耳に付くのは、興醒めだった。あと、なぜか知らないが年配の観客が多かった。時代設定を思えば、この物語にドンピシャな年代といえる。それだけに感情移入しやすいのか、やたら私語が多くて、うるさくて参った。これからは、携帯電話の電源だけでなく私語禁止も、前説で アピールして欲しい。