満足度★★★★★
絶対観るべき!
社会問題を扱う劇団ワンツーワークスが、若い無名の役者さんたちを中心に思い切ったお芝居をつくったと思いました。見ごたえがありました。
テーマは戦争やテロ、ヒロシマの原爆だけど、それを「今、ここ」の問題として、若者の目線で捉えている脚本なので新鮮で、そのことによって今の日本の問題点が浮き彫りになっている気がします。
粗削りで未熟であるにもかかわらず、若い役者さんたちの熱演、きびきびとした動きがとてもすがすがしいです。特に主人公のヤスミ、イラク人少年ベフルーズを演じた15歳の若い男の子…。ふたりの自然な涙に魅せられます。ぜひ中高校生に見ていただきたい作品です。